身の丈に合わない大きなスーツを着ると、裾が
余ってかえってメリハリのない貧相な体型に
見えるように、自分を魅力的な型にはめようと
してもボロが出て、自然にしているよりも悪い
印象がついてしまうものです。

 

面接での自己をアピールする項目でも同じで
誰もが認める優れた人間のようにエピソードを
誇張しても、百戦錬磨の面接官に質問を受けて
いるうちに話が破綻して、企みが失敗となるのは
想像に難くありません。

 

 

日本人の気質は、海外に時に消極的に過ぎると
揶揄されますが、反面その自己の能力に慢心せず
功績を求めない姿勢は、美徳であるとも言われます。

 

面接でも評価されるのは、そうした謙虚な姿勢で
臨もうとする心持ちです。

 

自身の魅力をアピールする場だからこそ、大きく
みせようとする言動は、事実から遠く離れたもの
でなかったとしても、独りよがりの滑稽な主張に
映ります。

 

客観的に自分を評し、その評価に満足せず上を
目指す気概を示すぐらいの気持ちでいきましょう。

 

アピール以外の質問にはサイズのあったスーツに
倣い、社会人としてスタートを切ろうとしている
等身大の自分を見せましょう。

 

 

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