スーツのポケットは入り口も広く、深く切り込まれた形状をして
いるので、ハンカチやティッシュの他にもメモ帳や財布といった
多くの物をしまうことができます。しかしできるか否かというのと、
してもよいかというのは別の問題で、スーツのポケットに関しては
たくさんの物を入れられるスペックがあっても、なるべく物を
入れないというのが鉄則となります。

バッグを使用せず、ポケットだけを頼りに必需品を携帯するのは
楽なことですが、ポケットに入ったものの重みが原因で、ジャケットの
型崩れが引き起こされることもあります。見かけは大きくても、
重量的には紙一枚布一枚、キーホルダー一つといった小物程度しか、
ポケットは耐えられる作りになっていません。

またポケットが中身でパンパンに膨れていては、シルエットも
格好悪く、それがあるだけでフォーマルなスタイルが損なわれて
しまうのも問題です。見た目からは物が入っているのがわからない
という範囲で、ポケットは加減して使用し、持ちきれない分は
カバンに入れて持ち運びましょう。

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