襟元に妙な隙間が空いていたり、結び目が甘く不格好にノットが崩れていたりするネクタイは、
スーツスタイルをだらしなく見せてしまうので注意が必要です。

シャープに着こなしてこそのスーツなので、その魅力がネクタイのせいで損なわれるようなこと
があってはなりません。

ネクタイの結び目は「大剣」を「小剣」に回し、土台を作る時と「大剣」を輪に通す時の力の
入れ加減で、硬さや大きさを調整することができます。

緩みが酷いときには多少手間でも、最初から結び直した方が綺麗に決まります。
今すぐに結び目をきつくしたい場合は、ネクタイとしての形が維持されるのであれば「小剣」を
引っ張り上げながら、結び目も首元に上げることでとりあえず解決できます。
ただし、一度緩んでしまった結び目なので、直したとしても美しく整うことはなく曲がったり
小さくなりすぎたりと、いささか不格好になるのは避けられません。

あくまでも緊急時の対処法として行い、改まった場に臨む時には素直に締め直すのがベターです。

※大剣・・ネクタイの太い部分
※小剣・・ネクタイの細い部分

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