1つ2つ3つとスーツのボタン数も色々ですが、ボタンの数に関係なく、
どのデザインも同じように使えるかといえば、答えはノーです。
ボタン1つは黒では礼服らしく、その他の色ではカジュアルな
ジャケットらしく見えてしまうため、ビジネスの場面での使用は
推奨されません。ビジネススーツとするなら、ボタンの数は2つか
3つを選択するのが適当です。

ボタン数の正解は、時代によっての流行りがあり、現在ではスリム
タイプの2つボタンが主流で模範解答となります。かつて流行していた、
3つボタンにがっしりとしたデザインのスーツの真逆を行く流れは、
その差にして半世紀にも満たぬ年月とはいえ、過去と現在のスタイルを
はっきりと区別するものです。

マナーの上では邪道とは言えない3つボタンも、流行の面では
邪道であり、時代遅れの親父臭いものと批評されることも少なく
ありません。無意味な批判を受けぬには、時代に合ったボタンの
選択が重要です。特に理由がないのなら、2つボタンを選んでおくのが
無難なのです。

 
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