会社でもプライベートでも、書類をホチキスで止めるということは
よくあるものです。このホチキスをとめる場所にも、実はビジネス
シーンならではのルールというものが存在しています。

まず、横書きの書類の場合を説明しましょう。横書き書類は左上の
端から文字が始まり、右下の端で文章が終わります。この時、読み手は
文章終わりの右下端を持って、ページをめくるのが大抵の人の習慣と
なっているはずです。それに則って、横書きの書類の場合は左上を
ホチキスで止めます。

一方の縦書き書類は、右上端から文章がスタートし、左下端でそれが
終わります。横書きの時とは逆に、右上をホチキスで止めれば、一枚
一枚をめくるという動作に適った綴じ方ができるというわけです。

ホチキスを止める芯の角度にも暗黙の決まりがあり、左上にしろ右上に
しろ斜め45度で止めるのがマナーとなっています。また、縦横の書類が
混在するものをひとつに綴じる際は、必ずまずは横書き書類をまとめて
左に90度回転させ、次に縦書き書類をそれに合わせて左上をホチキスで
止めます。

つまり横書きをメインに、縦書きをそれに次ぐ存在として扱うのです。
こうすれば読み良い綴じ方が出来ること請け合いです。

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